早期だからこそ知って欲しい! 癌初期の治療ガイド
リスクのない治療法 再発・転移を起こさない治療法とは
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胃がん

日本では年間に10万人もの人が罹患(りかん)するとされ、最も患者数の多いがんとして知られる胃がん。日本人にとって一番身近ながんですが、比較的見つかりやすいがんなので早期発見されるケースも多く、初期に見つかれば9割の確率で治療できるといわれています。

治療しやすいがんなので、ほかのがんに比べて予後もかなり良好です。

初期段階での症状の特徴

胃がんの症状は、普通の胃炎や胃潰瘍と似たようなものが多いので、胃薬を飲んでごまかしてしまい、病気が進行してしまうことがあります。以下のような症状が出たら、念のため検査を受けておくと安心です。

  • 胸やけや胃痛が常にある
  • 腹部に膨満感や不快感がある
  • 消化不良がある
  • 食事をすると胃痛が治まる
  • 食欲不振や体重減少がある
  • 食べ物が飲み込みずらかったり、つかえる感じがある

胃がんの進行速度とステージ分類

胃に腫瘍ができると、まずは最も上層の粘膜の部分に発生し、そこから深い部分へと進行していきます。

胃は①粘膜層 ②粘膜筋板 ③粘膜下層 ④固有筋層 ⑤漿膜下層 ⑥漿膜の6層から成っていて、がんが進行するとどんどん深く浸潤していき、胃を突き破って外へ広がってしまうのです。

比較的早期だと言われる胃がんは粘膜層まででとどまっているケースで、固有筋層より深くまで浸潤していると進行がんと分類されます。

胃がんのステージ分類は、この浸潤の深さや広がりと、リンパ節への転移の有無などを併せて行います。一般的には以下のような基準で分類されます。

<ステージⅠ>

  • 胃の粘膜内にがんがとどまっている場合で、リンパ節転移へしていない(ステージⅠA)
  • 胃の粘膜下層まで進行している場合で、リンパ節へ転移していない(ステージⅠA)
  • 胃の固有筋層まで進行している場合で、リンパ節へ転移していない(ステージⅠB)
  • 胃の粘膜内にがんがとどまっているが、胃周辺のリンパ節に転移がある(ステージⅠB)
  • 胃の粘膜下層にまでがんが進行し、胃周辺のリンパ節に転移がある(ステージⅠB)

<ステージⅡ>

  • 胃の粘膜内にがんがとどまっているが、胃につながる血管周辺のリンパ節に転移がある
  • 胃の粘膜下層まで進行しており、胃につながる血管周辺のリンパ節に転移がある
  • 胃の固有筋層にまで進行しており、胃周辺のリンパ節に転移がある
  • 胃の漿膜にまで進行しているが、リンパ節への転移がない

胃がんのステージⅠ・Ⅱでの治療後の生存率

ステージⅠまたはⅡと診断され、治療した方の5年生存率についてまとめてみました。ほかのがんに比べて予後がよく、胃がんは治療が有効ながんであることがわかります。

ステージⅠ…治療後の5年生存率は87%

ステージⅡ…治療後の5年生存率は62%

胃がんの一般的な治療法

胃がんは、比較的治療しやすいがんと言われており、最も有効なのは外科手術です。早期に発見され手術によって腫瘍を取り除くことができれば、ほとんどのケースで完治できると言っても過言ではありません。

【胃がんの一般的な治療法】

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤による化学療法

胃がんの内視鏡治療のリスク

胃がんの初期治療で一般的で特に安全と言われている内視鏡治療。腫瘍が2cm以下で粘膜内に留まっている場合に行われることが多いようです。ここでは、そんな内視鏡治療のリスクを紹介します。

胃に穴があく

治療中や治療後数日して、胃に穴があくことがあります。可能性は、1~5%。多くの場合は内視鏡を使って縫い合わせるだけで問題ありませんが、ごくまれに腹膜炎などで外科手術が必要になります。

薬物アレルギー

内視鏡治療を行う際に、鎮静剤や鎮痛剤、のどに麻酔薬を使用します。まれに、ショックや不整脈、じんましんなどが起きる可能性があり、症状に応じての対応が必要です。ごくまれに内視鏡検査治療で死に至る重篤な副作用も報告されています。

転移する心配がある

胃がんの内視鏡手術は転移しない早期がんに行われる手術。たしかに術前にがんが粘膜内に留まっているかは内視鏡観察でかなり正確に判断できるのですが、がん細胞が転移しているかどうかを確実に診断する検査法はありません。そのため、一般的な治療法では、がんを取りきれているとは限らず、転移の心配があるのです。

胃がんの遺伝子治療について

がんを根本から治療したい方は、胃がんの遺伝子治療を検討すると良いでしょう。胃がんをはじめ、がんの原因となる癌細胞は、食事や生活環境、ストレスなど、何らかの原因で「がん抑制遺伝子」が傷つき、分裂と抑制のバランスが崩れると異常をきたします。遺伝子治療はがん抑制遺伝子を体内に入れることで異常な遺伝子を正常化させる治療するので、がん転移の可能性を減らすことができるのです。

なかには、遺伝子治療によってスキルス胃がんの治療に成功された方もいます。スキルス胃がんは、胃の深いところにがんが広がり、最後には胃壁を突き抜けて外に散らばる悪性のがん。難治性で再発率の高いがんが、治療開始2週間後にピンク色のきれいな胃に戻ったのです。

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