早期だからこそ知って欲しい! 癌初期の治療ガイド
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前立腺がん

精液の元となる前立腺液を作っている前立腺にも、腫瘍が発生することがあります。

前立腺がんの罹患(りかん)者は、90%以上が60歳以上の高齢男性ですが、食生活の欧米化や高齢化の影響もあって増加傾向にあります。検査技術の向上によって発見されやすく、比較的治療しやすいがんでもあります。

初期段階での症状の特徴

前立腺がんも腫瘍が小さいうちはほとんど症状がありません。尿道を圧迫するようになると残尿感や排尿障害が出ることがあります。以下のような症状が現れたら、泌尿器科を受診しましょう。

  • 残尿感や頻尿などの排尿障害
  • 下腹部の不快感
  • 血尿
  • 失禁
  • 腰痛や坐骨神経痛

前立腺がんの進行速度とステージ分類

前立腺がんはほかのがんと比較して、進行が緩やかだと言われています。がんの進行度を知るためのステージ分類は、腫瘍の大きさや転移の有無などを総合して、A~Dの判定法とTNM分類法の2種類で判定します。

最近ではTNM分類法が主流となっていますので、ここではTNM分類法の初期段階の定義をまとめています。

<ステージⅠ>

腫瘍が検査で発見できないくらい小さく、前立腺組織の5%を超えていない(T1a)

腫瘍が検査で発見できないくらい小さく、前立腺組織の5%を超えている(T1b)

腫瘍が検査で発見できないくらい小さいが、血液検査でがんが発見された(T1c)

<ステージⅡ>

腫瘍が直腸診で確認でき、画像診断でも確認できるが、前立腺内にとどまっている

前立腺がんのステージⅠ・Ⅱでの治療後の生存率

進行が遅いがんということもあり、前立腺がんは比較的治りやすいがんと言われています。

ステージⅠ…治療後の5年生存率は89%

ステージⅡ…治療後の5年生存率は85%

前立腺がんの一般的な治療法

治療効果が上がりやすいがんとされており、前立腺を全摘出する外科手術が行われています。

しかし、手術は体への負担が大きく、がんの進行が遅いこともあり、高齢の患者さんの場合はあえて手術をしないという選択をすることもあります。その場合は、放射線治療やホルモン治療を優先的に行います。

前立腺がんへの放射線治療は、小さなカプセルを前立腺に埋め込んで少量ずつ照射する小線源療法、放射線量や照射角度を変えて照射できる強度変調放射線治療など、特殊な治療法が適用されることがあるようです。

【前立腺がんの一般的な治療法】

  • 外科的手術(前立腺全摘出)
  • 放射線治療
  • ホルモン療法
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