早期だからこそ知って欲しい! 癌初期の治療ガイド
リスクのない治療法 再発・転移を起こさない治療法とは
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肺がん

日本における死亡者数が最も多いとされている肺がん。喫煙などの要因で罹患(りかん)するイメージが強いのですが、喫煙者ではない女性などにも罹患者が増えているそうです。がん検診の受診率が徐々に高まっていることもあり、初期の段階で見つかるケースが増加しています。

肺がんは転移が早いがんとしても知られていますが、通常の肺がんよりもさらに進行の早い小細胞がんという種類のものがあり、注意が必要です。

初期段階での症状の特徴

肺がんは、それほど特徴のある初期症状が現れる病気ではありません。

咳や痰といった、風邪に似た症状が出ることがあり、風邪のように安静にしておけば治ると思って放置してしまいがち。以下のような症状が出たら、「もしかして…?」と疑ってみてもよいかもしれません。

  • 1か月以上も咳が続いている
  • 痰の量が増えた
  • 息切れするほど咳がひどい
  • 胸の痛みを感じる
  • 食事が飲み込みにくい
  • 疲労感が強い
  • 食欲がない・体重が減った

肺がんの進行速度とステージ分類

肺に発生するがんのうち、15%ほどが小細胞がんという進行も悪性度も高い種類に分類されます。この小細胞がんは細胞分裂の速度が速く、転移や進行が通常の非小細胞がんよりもはるかに速いスピードで広がってしまいます。

以下に非小細胞がんと小細胞がんのステージⅠ、ステージⅡ分類法についてまとめました。一般的な肺がん(非小細胞がん)では、原発巣の大きさとリンパ節転移、遠隔転移の有無などを総合的に見てステージの分類を行います。

【原発腫瘍の大きさによる分類】

ステージⅠ(T1)…原発腫瘍が直径3センチ以下または、肺組織内にとどまっている

ステージⅡ(T2)発腫瘍が直径3センチ以上または、肺組織から気管支に浸潤している

【リンパ節転移による分類】

ステージ0(N0)リンパ節への転移がない

ステージⅠ(N1)原発巣と同じ側の肺門、リンパ節にとどまっている

ステージⅡ(N2)原発巣と同じ側の縦隔リンパ節に転移している

【小細胞がんの場合の進行度】

限局型…片側の肺とその近くのリンパ節にとどまっている状態

進展型…肺の外側にがんが広がったり、遠隔転移が見られる状態

肺がんのステージⅠ・Ⅱでの治療後の生存率

非小細胞がんの初期と言われる、ステージⅠとステージⅡの手術後5年生存率を調べてみました。

ステージⅠ…手術後の5年生存率は70~80%

ステージⅡ…手術後の5年生存率は50~60%

肺がんの一般的な治療法

肺がんはほかのがんと同様、標準治療と呼ばれる治療法を選択するのが一般的です。特にステージⅠやステージⅡの初期段階では、ほとんどのケースで外科手術が適用されます。小細胞がんの場合、抗がん剤などの化学療法の効果が出やすいケースが多く、初期で発見されれば、放射線療法や薬物療法で十分に治療可能です。

【肺がんの一般的な治療法】

  • 外科的手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤による薬物療法

初期治療にもリスクはある

初期の肺がんでは特に、外科手術でメスを入れることによってがんを刺激してしまい、転移を促してしまうリスクがあることも承知しておかなければなりません。

初期の場合、多くは外科手術を行う場合が多いのですが、外科手術は体への負担が大きいだけでなく、実は、転移・再発のリスクがあるのです。

手術時にもがん細胞は血中にあって、体内をめぐっています。メスを入れられた箇所は抵抗力が落ち、がん細胞がとりつきやすくなります。血中のがん細胞がもぐり込んで爆発的に増殖しやすい環境になっているのです。

メスを入れられた箇所は、体が優先的に栄養を送り回復させようと努めるので、自然とがん細胞までが集まってきてしまいます。その結果、手術した箇所にがんが再発しやすくなるというわけです。

抗がん剤によるリスクは副作用だけではない!?

抗がん剤の副作用は、よく知られています。しかし、抗がん剤のリスクはそれだけではありません。抗がん剤は、個人の状況によって、合う・合わないがあります。その人に合った薬が見つかるまでには時間がかかることもあるのです。

たとえば、1クール(半年)抗がん剤治療を行っても合わなかった…となると、別の抗がん剤を試してみることになります。そうやってまた別の抗がん剤を使用して合わない…と繰り返しているうちに、本来治るはずのがんが進行してしまうケースも考えられるのです。

リスクのない肺がん治療とは

副作用が非常に少なく、体への負担がないがん治療として最近注目されているのが、「遺伝子治療」です。遺伝子治療は、抗がん剤治療のようなつらい副作用がなく、抗がん剤が効かないケースにも対応。直接的にがん細胞自身、がん幹細胞自身を細胞死させるがんの根本治療です。

遺伝子治療に関する詳細はこちらで解説しています>>

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