早期だからこそ知って欲しい! 癌初期の治療ガイド
リスクのない治療法 再発・転移を起こさない治療法とは
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乳がん

乳がんは、女性の乳房内にある乳腺や乳管、腺小葉などの乳腺組織に発生するがんです。

初期段階での症状の特徴

乳がんは比較的進行が遅いがんですが、浸潤性がんと非浸潤性がんとがあり、浸潤性の乳がんは初期の段階からわきの下にしこりを作ることがあります。しこりによってがんが発見されるケースが多いのがこのタイプです。

しかし、非浸潤性がんはしこりを作らない早期のがんなので、自覚症状はほとんどありません。

また、乳がんの一種である炎症性乳がんは、乳房の皮膚に炎症やただれといった症状を起こすことがあります。一般的に以下のような症状が現れたら、乳がんを疑って早めに受診すべきです。

  • 乳房を触ってしこりを感じる
  • 乳房の皮膚にひきつりやえくぼがある
  • 乳房の皮膚にただれや炎症がある
  • 乳頭から分泌液が出る

乳がんの進行速度とステージ分類

ほかのがんと比較すると、進行が緩やかながんではありますが、ごく早期から転移がみられることがあります。乳がんの進行度を知るためのステージ分類は、腫瘍の大きさとリンパ節への転移、遠隔転移の有無を組み合わせて判定します。

以下に初期とされるステージ0からステージⅡまでの分類基準をまとめてみました。

<ステージ0>

ごく初期の非浸潤がん

<ステージⅠ>

腫瘍が直径2センチ以下、リンパ節へ転移がない

<ステージⅡA>

腫瘍が確認できない、または直径が2センチ以下でとどまっているが、わきの下のリンパ節への転移が見られる

腫瘍の直径は2.1~5センチ以下であるが、わきの下のリンパ節への転移は見られない

<ステージⅡB>

腫瘍の直径が2.1~5センチで、わきの下のリンパ節への転移が見られる

乳がんのステージⅠ・Ⅱでの治療後の生存率

乳がんは初期のステージⅠやⅡの段階で発見されれば、100%に近い確率で完治できます。かなり治療しやすいがんであることがわかりますね。ステージⅠとⅡの治療後の5年生存率を解説しましょう。

ステージⅠ…治療後の5年生存率は95%

ステージⅡ…治療後の5年生存率は90%

乳がんの一般的な治療法

乳がんに関してもほかのがんと同じく、第一選択となるのは手術で腫瘍を取り除く外科的な治療です。少し前までは乳房を全摘すべきという考え方がありましたが、現在では部分切除でも全摘でも再発率はそれほど変わらないということがわかり、部分切除が主流となっています。

外科手術後の治療法として、放射線治療や抗がん剤治療のほか、ホルモン療法なども多く行われています。乳がんは女性ホルモンの刺激を受けて増殖する性質を持つものが多いので、女性ホルモンを抑制する薬剤によって、がん細胞の活動を抑えることができるのです。

以下に乳がんの標準的な治療法についてまとめてみました。

【乳がんの一般的な治療法】

  • 外科的手術
  • ホルモン療法
  • 抗がん剤による化学療法
  • 放射線治療

乳がんの初期治療のリスク

乳がんで一番ステージの低いものは、がん細胞が乳管や小葉の中にとどまるステージ0の非浸潤がん。腫瘍の範囲が小さい時は乳房温存手術を行います。乳房温存手術後は転移の有無を顕微鏡で調べるセンチネルリンパ節生検を実施。術後に放射線治療を行うこともあります。なお、非浸潤がんが広い範囲に及んでいる場合は、乳房切除術が必要です。

乳房温存手術のリスク

乳房を全部とらずに乳頭や乳輪を残すようにがんを部分的に切除する乳房温存手術。手術で残った乳房が変形するため、病態や医師の技術によっては納得がいかないことも。また、術後の検査によってがん細胞が残っていた場合は、乳房切除が必要なこともあります。

乳房切除術のリスク

がんが広がっている恐れがある部分を全部切除する乳房切除術には、主なリスクが3つあります。

  • 腕や肩のこりやしびれ
    手術の影響で筋肉やわきの下の皮膚が縮み、突っ張りや痛みを感じることがあります。そのため運動を制限しがちになるのですが、動かさないままでいると筋力が低下してしまいます。
  • 腕のむくみ
    手術でリンパ節をとった場合、リンパ液がたまりやすくなります。そのため、腕のむくみがおこりやすくなるのです。
  • 胸の形が変わる
    特に乳房が大きい人は左右のバランス感覚が変わり、不安定に感じることがあります。容姿を整えるため、バストラインを整えるパッドや下着を着用する方も多くいらっしゃいます。

乳がんの遺伝子治療について

女性のがんのなかでも多い乳がん。5~10%のがんの原因は遺伝子のようです。特に多い遺伝子異常は、BRCA遺伝子というがんを抑制する遺伝子の異常。年齢が高い人より低い人で発症しやすいと言われています。

そんな遺伝子異常を治すと期待されているのが遺伝子治療です。正常ながん抑制遺伝子を体内に入れることで、遺伝子の正常化を促してくれます。当サイトでも、遺伝子治療を行っているクリニックを紹介しています。詳しい遺伝子治療の解説もしていますので、ぜひご一読ください。

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