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代表的な癌の初期症状と治療

癌の初期症状や治療法についてご紹介。共通して見れる代表的な症状や癌の種類別症状についても詳しく記載しているので、ぜひチェックしてみてください。

「癌」ってどんな病気?

癌は、別名で「悪性新生物」とも呼ばれ、何らかの原因でDNAの損傷した細胞が細胞分裂により、突然変異を起こすことで発生します。

免疫力が正常な場合、この突然変異を起こした癌細胞は免疫細胞によって排除されます。

しかし、加齢などが原因で免疫力が落ちている人や、癌発生リスクを高める生活を続けている場合、免疫が癌細胞を取り除くことができる増殖を許してしまうこともあります。

このような増殖した細胞の塊は「腫瘍」(しゅよう)と呼ばれ、放置すると体中にたくさんの癌細胞を撒き散らすことになります。

また、癌細胞は、分裂・増殖のスピードが非常に早いことが特徴です。そのため、癌細胞が体内で拡散されると、体のいたるところに癌腫瘍が発生する「転移」が起こり、しだいに激痛や体の機能低下が現れるようになります。

癌は、処置が遅れれば最終的に命を落とす恐ろしい病。だからこそ、早期の発見・治療がなによりも重要なのです。

癌が体に与える3つの影響

  1. 増殖:アポトーシス(細胞が自ら死んでしまうこと)もせず無制限に増え続ける
  2. 浸潤/転移:腫瘍から周囲の組織や臓器へ染みのように広がる「浸潤」(しんじゅん)、血液やリンパ液を介して体のさまざまな部位に癌が飛び火する「転移」により、治療が追いつかないほど癌が増加する
  3. 悪液質:癌細胞はほかの細胞より栄養をどんどん吸収してしまうため、徐々に体が衰弱してしまう

癌の増殖スピード

癌は発生したばかりでは0.01mmの細胞であるため、検査で見つけることはできません。

査で見つけられる癌は5mm~1cmの大きさになってからであり、0.01ミリから1cmになるまでの時間はおよそ10~20年かかるとされています。

こう聞くと癌細胞の成長は非常にゆっくりしたもののように思えますが、これは発生してから腫瘍が育つまでの「育成期」の間だけです。

癌腫瘍は3cm以上の大きさになると「増殖期」に入り、約1~5年で10cmちかい大きさになるとされているのです。

癌治療では、一般的に腫瘍が大きくなるほど治療が難しくなるため、大型の腫瘍へと成長する前に発見・治療を行うのが重要といえます。

体に痛みは現れる?

癌に罹患すると、多くの人が何らかの痛みに苛まれます。癌自体がもたらす痛みといえば、癌性疼痛(がんせいとうつう)です。

癌腫瘍自体が神経を圧迫することで痛みが生じることもあれば、腫瘍の影響で内臓に炎症や機能低下が現れ、痛みが生じることもあるのです。

【代表的な3つの癌性疼痛】

  1. 内臓痛:内臓器官の炎症・閉塞・腫瘍の圧迫により生じる痛み体の内側から押されるような、または深く絞られるような痛みが生じる
  2. 体性痛(たいせいつう):骨・筋肉・皮膚・関節・結合組織などに腫瘍が発生することで生じる痛み。体を動かすたびに、刺すような・切るような・強く叩かれたような激痛が生じる
  3. 神経障害性疼痛:末梢神経・中枢神経が癌腫瘍に圧迫、または断裂することで生じる痛み。神経に影響が及ぼされることで痺れを伴う痛みが現れるのが特徴。体が焼けるような「灼熱痛(しゃくねつつう)」や、槍で突かれたような・ビーンと走るような「電撃痛」が現れる。 ほかにも、痛覚過敏・感覚過敏・異常感覚・感覚鈍麻・アロディニア(触っただけで激痛が走るなど、通常では痛みを生じない状況で発生する痛み)も見られることがある

【癌による間接的な痛み】

  • 治療による痛み:手術による傷跡や、神経に損傷が与えられたことで発生する痛み。抗癌剤治療の副作用による口内炎や、放射線治療による口内炎・火傷・腸炎による痛みなども現れる
  • 免疫力低下による痛み:癌自体の影響や、免疫力を下げる抗癌剤などの影響で体の抵抗力が下がり、感染症に罹ることで発生する痛み。特に帯状疱疹(たいじょうほうしん)などが強い痛みを生じさせる
  • 寝たきりによる痛み:癌治療のために入院している場合、ずっとベッドに寝ているせいで痛みが生じることがある。同じ姿勢で寝続けることで褥瘡(じょくそう/いわゆる床ずれ)が起こるほか、体を動かさないことで筋肉が痩せ、関節が硬くなることで痛みが生じる

必ず痛みが生じるというわけではない

末期癌患者のおよそ7割に強い癌性疼痛が現れるというデータがありますが、裏を返せば3割は末期癌でも痛みは感じなかったということになります。

痛みを訴えない患者さんがいたという医師の証言があることから、癌に罹った(かかった)としても必ずつらい痛みが生じるわけではないのです。

また、現在では癌の痛みを和らげる緩和療法の技術も進歩しているため、痛みへの対処は多くの場合可能となります。

早期発見だと生存率は高くなる

「癌が見つかった」と医師から宣告されれば、多くの人はもう助からないのでは、と不安にかられてしまいます。これは、かつて癌は「不治の病」の代名詞のような病気だったからでしょう。

しかし、現在では医療技術の進歩により、癌に罹ったとしても治療することができるのです。

特に早期発見であれば、多くの癌を90パーセントちかい割合で治療ができるといわれています。こうしたことから、たとえ検査で癌が見つかったとしても悲観することはないのです。

そもそも癌の早期発見は可能なのか?

癌は小さければ小さいほど治療の効果が高まります。そのため、多くのメディアは癌検診などで早期発見をすることが重要といわれています。

しかし、検診の重要性を説いていても、癌の早期発見に関する精度や早期発見による死亡率について言及しているメディアは非常に少ないです。

また、毎年しっかり癌検診や人間ドックを行ったとしても、100%癌を見つけ出すことはできません。

現在でも癌を見逃してしまうことや、逆に健康な人を癌だと誤診してしまうことはあるため、検診さえすれば安心というわけではないのです。

早期発見ができない癌

癌は細胞が突然変異を起こすことで発症します。

どのような変異を遂げるかは確定してはいないため、発生した癌によって進行の度合いも細かく変わってしまいます。

簡単にいえば、癌の中には進行がほとんどしない、危険性の低い癌があれば、あらゆる組織に転移していく極めて危険性が高い癌もあるということです。

進行性ごとに分類した癌の種類

〈進行性癌〉

増殖・転移が速い、治療の難しい癌

〈遅行性癌〉

  • 増殖が遅く、症状が出てから命を脅かすまで時間がかかる癌
  • 増殖が非常に遅く、症状が現れる前に別の病気で命を落とす癌
  • 増殖をせず、一定の大きさ以上にならない、または自然消滅する危険でない癌

早期発見が難しい癌は、実は危険性の高い進行性癌です。この癌はすぐに成長・転移を起こしてしまうため、たった1年で急速に成長してしまいます。

また、癌検診で異常なしと診断された人でも、翌年に大きく成長した癌が見つかってしまうこともあります。このような癌への早期発見は、非常に困難なのです。

早期発見・早期治療が不要な癌

早期での発見が重視されているのは、上記の癌の種類でも、進行性癌と遅行性1の癌です。

遅行性癌の2・3は癌が原因で亡くなる確率が低いです。そのため、医師によってはあえて負担の大きい癌治療をせず、症状の悪化と負担を抑える緩和療法(かんわりょうほう)を行う人も多くいます。

検診を受けることが正しいとは限らない~癌検診のデメリット~

癌検診に関する問題を語る上で欠かせないのが、1990年に報告された「チェコ・リポート」

この報告書は、肺癌検査の効果を確かめるため、喫煙歴のある6,300人の男性を対象に

  1. 毎年2回の癌検診を受けるグループ
  2. 何もしないグループ

の2つに分けました。多くの人は早期発見ができない2のグループのほうが死亡率は高くなると考えました。しかし、結果は逆に1のグループのほうが死亡率は高くなったのです。

2のグループに比べ、1のグループは肺癌罹患率が1.32倍、そして死亡率は1.36倍高くなったとされています。

総死亡率を比べても明らかに1のグループが高くなったため、この研究結果から癌検診への疑惑が生まれました。

癌の検査は患者さんへの負担も大きいので、その負担が原因で死亡率が上がったのではと考えられているのです。

【癌検診のデメリット】

  • 100%確実に癌が見つかるわけではない
  • 特に治療の必要がない、危険性の少ない癌まで治療してしまう
  • レントゲン検査・CT(PET)検査による被爆リスク
  • 内視鏡検査による出血・穿孔
  • 偽陽性(癌だと誤診される)ことでの再検査による身体・金銭負担
  • 患者さんが偽陽性だと診断されたことでのストレス
  • 患者さんが偽陰性(癌を見逃される)の診断を過信したことで、癌の自覚症状を見逃す

癌検診は受けないほうがいい?

ここまで癌検診の問題点について触れてきましたが、こうした内容を読むと、多くの人は「癌検診を受ける必要はないのでは?」と考えるでしょう。

しかし、こうしたデメリットはあくまで1例です。癌検診を受けたことで助かった命もたくさんあるということを忘れてはなりません。

過度に癌を恐れ、毎年2回も3回も癌検診や人間ドックを受けた場合、被爆などの体の負担が懸念されます。

しかし、1年に1回ペースであれば、体への負担も最小限に抑えられるでしょう。特に癌の罹患リスクが高まる50代以上の人であれば、こうした癌検診を受けることは非常に大切なことだといえるのです。

癌発見のために何をしておくべき?

患者さん自身が癌の存在を察知するのは非常に難しいものです。

これは、部位によっては痛みなどの症状が現れない場合もありますし、体に異変が見られても年齢や体調のせいにしてしまい検査を受けるべきか判断できないからです。

こうしたことから、癌の早期発見に最も効果的なのは、やはり健康診断や癌検診が挙げられます。

健康診断

健康診断は癌検診とは違い、癌の検査を目的としているわけではありません。

そのため癌検診に比べて癌発見の精度は低いのですが、癌発生リスクを抑える目的で活用できるのです。

癌は生活習慣の悪化によっても現れます。もしも健康診断での数値に問題が見られたら、食生活や生活習慣を見直すことで、癌の発生リスクを低減させることができるでしょう。

癌検診

癌検診では、腫瘍マーカーやPET検査など、癌の早期発見に効果をもたらす検査が受けられます。

初期の状態の癌は治療効果も高いので、治療が必要な癌だった場合は最小限の負担で高い治療効果が得られるでしょう。

 

また、癌に対する不安があるという人であれば、定期的に検診を受けることで、安心感も得られます。

共通して見られる癌の初期症状

癌を早期発見するには、初期症状に気付くことが大切です。

癌の厄介な点は、進行するまで症状が出にくいこと。癌は細胞自体が痛みを発するわけではなく、腫瘍が大きくなり、周りの臓器を圧迫するようになってはじめて、痛みや違和感などの自覚症状が発生します。

イギリスで行なわれた研究結果によると、癌患者の半数以上が「何らかの前兆を感じていた」とのこと。しかし、すぐに病院で検査を受けた人は、そのうちわずか2%しかいませんでした。早期発見をするためには、しこりや咳が止まらないなどの体のちょっとした異変に目を向けることです。ここでは癌に共通して見られる初期症状についてご紹介します。

共通して見られる初期症状

・しこりがある

皮膚に近い部分に癌が発生すると、しこりが出やすくなります。初期症状でしこりが出る癌は、乳がんや甲状腺がんなどです。乳がんの場合は胸部にしこりができ、甲状腺がんはのど周辺にしこりが現れます。発見した場合はすぐに検査を受けましょう。

・出血がある

癌が体内に発生すると出血による影響が現れるので、注意が必要です。例えば、大腸がんが発生すると腸内の出血により便に血が混じり、腎臓や膀胱などの泌尿器のがんだと血尿が出ます。肺がんの場合は、気管支や肺組織などの出血で血の混ざった痰が出るように。体内からの排出物に血が混じるようなら、念のため検査を受けたほうが良いかもしれません。

・体重の減少、食欲不振

ダイエットをしているわけでもないのに体重が減少した…ずっと食欲がない…などの症状が出ている人は、癌が発生してる可能性があります。がん以外にも臓器不全や寄生虫、自律神経失調症など、何らかの病気が疑われるため、早めに病院にいきましょう。

・咳が続く、声がかすれる

咳込みや声のかすれは、「空気が乾燥しているせいだ」と考えてしまう人がいますが、1週間以上続くようであれば、肺がんや食道がん、喉頭がんを疑わなければなりません。咳が続くだけで病院に行きたくない!という人は、加湿器を使用して部屋の湿度を60%前後まで上げ、症状が数日で治まるかを確認してみましょう。それでも治らないようであれば、すみやかに内科を受診してください。

癌ごとの初期症状と治療まとめ

日本人の2人に1人が発生すると言われている癌。種類によって症状はさまざまで、初期の段階から症状が出るものや、全く何の症状も起こらないものもあります。

ここからは、代表的な癌の初期症状や治療方法について解説。それぞれの癌の、ステージⅠとⅡの初期に表れやすい症状についてまとめているので、参考にしてください。

癌の名称 初期症状 治療
肺がん ・1ヶ月以上続く原因不明の咳
・痰が絡みやすくなった
・胸の痛みや息切れを感じる
・外科的手術
・放射線治療
・抗がん剤による薬物療法
食道がん ・酸っぱいものや熱いものを飲み込むときにしみる感じがある
・食べ物を飲み込むときに違和感がある
・胸の奥がチクチクする
・内視鏡治療
・外科的手術
・放射線治療
・抗がん剤による化学療法
胃がん ・常に胃痛や胸焼けを感じる
・膨満感や不快感がある
・食べ物が飲み込みづらい、つかえる感じがある
・外科的手術
・放射線治療
・抗がん剤による化学療法
すい臓がん ・胃腸やみぞおちあたりの不快感
・消化不良、食欲低下
・黄疸
・外科的手術
・抗がん剤による化学療法
・放射線治療
肝臓がん ・背中やみぞおち部分に鈍い痛みがある
・貧血や微熱、黄疸が出ている
・全身に倦怠感がある
・外科的手術
・ラジオ波やエタノール注入法などの局所療法
・肝動脈塞栓術
大腸がん ・下痢または便秘が続く
・お腹の痛みや違和感、しこりがある
・血便
・内視鏡治療・腹腔鏡治療
・外科治療
・放射線治療・抗がん剤治療
乳がん ・乳房にしこりがある
・乳房の表面にひきつれやえくぼがある
・乳房の皮膚に炎症やただれがある
・外科的手術
・ホルモン療法・抗がん剤による化学療法
・放射線治療
子宮がん ・不正出血
・性交時や性交後の出血
・下腹部痛やおりものの異常
・外科的手術(子宮全摘手術)
・放射線治療
・レーザー療法、ホルモン療法
・抗がん剤による化学療法
前立腺がん ・残尿感や頻尿などの排尿障害
・下腹部の不快感
・血尿
・外科的手術
・放射線治療
・ホルモン療法
膀胱がん ・血尿が出る
・尿検査で尿潜血に陽性反応が出たことがある
・排尿時に痛みや下腹部に違和感がある
・内視鏡療法
・膀胱全摘除術
卵巣がん ・生理以外で不正出血がある
・おりものの量が増えた
・下腹部にしこりや違和感がある
・外科的手術
・抗がん剤による化学療法
・放射線療法

初期の見えない癌も治療できる! 遺伝子治療とは

癌のでき初めであるごく初期の段階では、画像検査などでせっかく検査を行っても、腫瘍が確認できない場合があります。しかし、一部のクリニックで採用している遺伝子治療なら、そのような見えない癌まで発見できると言われています。

遺伝子治療とは、血液検査だけで簡単に行う検査で、まずは癌の有無を判断します。血液を分析することによって、127項目ある「がん抑制遺伝子」と呼ばれる遺伝子の中から、18項目ほどを調べます。体内のどこかに腫瘍が発生すると、がん抑制遺伝子が壊され機能しなくなると言われていて、そのような遺伝子を探し出すことで、腫瘍が発生しているかどうかが分かるわけです。

癌が発生している可能性が高いようなら、127項目の遺伝子をさらに細かく分析し、がん抑制遺伝子が機能しなくなっていたり、変異していないかどうかを確かめます。これによって、腫瘍がある部位や活動性などを知ることができるそうです。

視覚的に発見できないようなごく初期の腫瘍であっても、比較的高精度に見つけることができるのが、遺伝子治療なのです。

初期の癌に有効な遺伝子治療について詳しく知る>>

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