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【特集】副作用のない最新のがん治療・遺伝子治療とは

重粒子線治療や免疫療法など、癌の先進医療と呼ばれる新しい治療法が確立されてきていますが、その中で最も新しく、治療効果が高いことで注目を集めているのが遺伝子治療です。

癌は遺伝子の異常によっておこる病気ということは知られていますが、遺伝子を利用して癌細胞を抑制する遺伝子治療は、アメリカやカナダなどで研究が進められ、日本においては最近になって普及し始めたばかりです。

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遺伝子治療とは
まったく新しいアプローチで癌細胞を消滅に導き、患者の体への負担も少ないと注目の遺伝子治療について、分かりやすく簡単に解説しています。
遺伝子治療の優位性
免疫療法など他の癌治療に比べて、遺伝子療法が優れている点を説明しています。特に初期の癌の治療に最適と言われる理由もまとめています。
遺伝子治療の流れ
実際にクリニックで行われる遺伝子治療について説明しています。どんな検査を行うのか、その目的と方法や内容、診療の進め方などを簡単にまとめました。
癌の遺伝子治療が受けられるクリニック
遺伝子治療が受けられるクリニックは、まだあまり多くありません。ここでは、東京で癌の遺伝子治療を行っている代表的なクリニック3院をご紹介しています。

遺伝子治療とは―副作用がなく癌を確実に減らすことができる治療法―

遺伝子治療は、これまでの癌治療とは全く違うアプローチ法で癌を攻撃します。

私たちの体を作っている細胞は、ストレスや紫外線、有害物質などからダメージを受けて、日々傷ついています。健康な人であれば、細胞が多少のダメージを受けても、遺伝子が指令を出して修復したり、傷ついた細胞そのものに自死(アポトーシスと呼びます)を促して、新しい細胞へ作り変えながら体を保つことができるわけです。

しかし、遺伝子が傷ついてしまって細胞の修復やアポトーシスが行なわれなくなってしまった場合、壊れた異常細胞がそのまま分裂したり増殖したりして、がん細胞となってしまいます。遺伝子治療は、この傷ついた遺伝子を修復することで異常な細胞にアポトーシスを促し、癌を消してしまおう、という治療法なのです。

遺伝子治療の優位性

遺伝子を修復することで癌が消える

細胞の分裂や増殖をコントロールしている遺伝子は、2種類あると言われています。細胞をドンドン増やすアクセル役の「がん原遺伝子」と、細胞の増殖を抑えるブレーキ役の「がん抑制遺伝子」です。この二つのバランスが保たれていれば、正常なシステムで新陳代謝を行うことができます。しかし、どちらかの遺伝子が傷ついてバランスが崩れると、癌細胞が増殖します。傷ついた遺伝子を修復しバランスを整えることで、癌細胞の暴走を止めるのが遺伝子治療です。

遺伝子治療は、他の治療法のように、癌細胞を見つけ出して攻撃したり取り除いたりする必要はありません。遺伝子を正常に修復しさえすれば、アポトーシスを促し、癌細胞は自然に消えてくれるからです。

目に見えない初期の癌も発見して治療できる

遺伝子治療のもうひとつの特徴として挙げられるのは、まだ腫瘍になっていない小さな癌細胞や、癌になりそうな兆候を見つけて治療できること。家族に癌患者が多い、いわゆる“がん家系”の方や、ごく初期の癌が見つかり主治医から「腫瘍がもう少し大きくなるまで手術は待ちましょう」などと言われている患者さんに最適な治療法です。

血液検査によって遺伝子診断を行い、異常な遺伝子が見つかった場合は、画像診断などで腫瘍が確認されなくとも癌が発生していると想定して、正常な遺伝子に修復するワクチンを投与します。目に見えない癌さえも、これで攻撃できます。

遺伝子診断で抗がん剤治療の効果をあげる

抗がん剤治療を行う場合でも、遺伝子診断によって、合う薬がわかったうえで抗がん剤を行うことで、投与する量も副作用も少なく治療できます。

遺伝子治療のメリットとデメリットまとめ

最新の癌治療法である遺伝子治療のメリットとデメリットをまとめてみましょう。

<メリット>

  • 患者の身体への負担が少ない、副作用がない
  • ごく初期の癌から進行癌まで治療できる
  • 全身の癌細胞を根本治療できる

<デメリット>

  • 新しい治療法なので健康保険適用となっておらず、治療費用が高額になる
  • 治療を受けられるクリニックが限られている

遺伝子治療の流れ

1 カウンセリング

2 遺伝子診断

まずは、血液採取だけで行えるスクリーニング検査でがんの有無を判断
127項目に渡るがん抑制遺伝子のうち、

  • 18項目のがん抑制遺伝子がメチル化していないどうか(メチル化→がん抑制遺伝子が機能しなくなる)
  • フリーDNAの濃度(がん細胞等によって壊された遺伝子の血液中濃度)
  • フリーDNAの塩基対の長さ

以上の3項目を測定することにより、がんの有無がわかる

3 遺伝子診断(127項目フルの診断)

  • 127項目のがん抑制遺伝子がメチル化していないかどうか、過剰に発現していないかどうか、変異していないかどうか
  • フリーDNAの濃度
  • フリーDNAの塩基対の長さ

以上の項目を測定することにより、がんの活動性・がんの部位(予測)・そのがんに適当な分子標的薬・抗がん剤に対する感受性をはかることができる。

4 診断の結果に基づいて、治療計画をたてる

診断結果に基づいて、どのような治療を行うかを決定。かつ、がん細胞を細胞死させるために適切なワクチンを選定する

5 がん細胞そのもの、がん幹細胞を細胞死に導く根本治療のスタート

がん抑制遺伝子に異常→がんを抑制できなくなる→正常な遺伝子を入れる という方法 (点滴治療1回90分程度、6セット1クール)

遺伝子治療が受けられるクリニック

癌の遺伝子治療が受けられるクリニックは、東京でもまだ数が限られています。ここでは従来の治療法に加えて遺伝子治療を取り入れているクリニックをご紹介しています。

UDXヒラハタクリニック

UDXヒラハタクリニックの公式ホームページ画像
画像引用元/UDXヒラハタクリニック(https://www.udx-hc.com)

5ミリ以下の癌も発見して治療できる!
日本で唯一遺伝子診断からワクチン生成まで一貫対応できるクリニック

クリニック内にクリーンルームを持ち、遺伝子診断もワクチンの作成も院内で行っている、日本で唯一のクリニック。同時に120個の遺伝子を検査できる研究所があるので、あらゆる癌をごく初期に発見し、治療することが可能です。

【所在地】東京都千代田区九段南3-2-12 エルミタージュタワー

ナガヤメディカルクリニック

ナガヤメディカルクリニックの公式ホームページ画像
画像引用元/ナガヤメディカルクリニック(http://nagayamedical.com)

がんの予防と早期発見を重視し
国内では未承認の薬剤も活用するクリニック

東京・中野にある内科や外科、小児科の総合クリニック。癌の遺伝子治療にも取り組み、CanTectやマイクロアレイという癌の遺伝子検査で遺伝子の異常を特定し、ワクチン治療を行います。

【所在地】東京都中野区本町3-29-10 ヴェルティ中野 2F

さくらクリニック

さくらクリニックの公式ホームページ画像
画像引用元/さくらクリニック(http://www.sakura-clinic.org)

アメリカで開発された治療タンパクを採用し
遺伝子治療と幹細胞療法を併用するクリニック

東京・渋谷にある癌治療の専門クリニック。アメリカで開発された治療タンパクを使った遺伝子治療と幹細胞療法を採用。併設した細胞培養施設(CPC)で、厳格な管理のもと培養をしています。

【所在地】東京都渋谷区渋谷1-16-9 渋谷KIビル3F

より詳しい基礎知識をお求めの方へ

がんの遺伝療法に関して、もっと詳しい情報をお求めの方は、以下のページをご覧ください

免疫療法との違い

副作用の少ない治療法と言われ、ワクチンを点滴する治療であるという共通点もあるので、一見混同しがちな二つの治療法。しかし、遺伝子治療と免疫療法は、全く異なった仕組みで癌細胞へアプローチを行います。両者の違いを分かりやすく解説し、遺伝子治療のメリットを紹介します。

治療の流れと方法

遺伝子治療の検査や治療は、体への負担もなく行えます。どのような方法で行われるのか、カウンセリングや検査の内容、治療を受ける際の注意点など、「UDXヒラハタクリニック」で行われている遺伝子治療を例に、具体的な内容を解説していきます。

遺伝子治療の症例

遺伝子治療がどのような成果を上げているのか、実際の症例を見ながら検証していきます。また遺伝子治療の歴史をはじめ、国内外の最新研究内容のほか、治療を受けた患者さんの声や体験談も紹介します。

予防としての遺伝子治療

つまり、すでにある腫瘍を抑制するだけでなく、まだ発生していない癌への予防効果もあるのです。腫瘍が遺伝子治療による癌の予防法について、その仕組みや効果を解説します。

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