早期だからこそ知って欲しい! 癌初期の治療ガイド
リスクのない治療法 再発・転移を起こさない治療法とは
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手術

癌の標準治療と言われる外科手術・放射線治療・抗がん剤治療のうち、真っ先に適用されるのが、腫瘍を取り除く外科手術です。手術によって癌をできるだけ切除してしまうことが完治への近道と考えられていますが、手術はどのような場合に適用されるのか、手術を行うメリットとデメリットについてまとめてみました。

初期の腫瘍が見つかったら…第一選択は外科手術

腫瘍がまだ小さく、切り取っても臓器の機能に問題がない場合は、腫瘍を取り除く手術を行うのが癌の一般的な治療法です。手術では、確認できる範囲の腫瘍をすべて取り除くようにしますが、見逃してしまったり、見えない程小さな癌細胞が潜んでいる場合もあり、再発や転移につながってしまうことがあります。切除手術と同時に放射線を照射したりして、再発のリスクをできるだけ避けるように工夫して手術が行われます。

外科手術はどんな癌にも適用されるの!?

あらゆる癌において、必ず手術が適用されるのかというと、そうではない場合もあります。

例えば、臓器全体に広がるような大きな腫瘍や、たくさんの場所に転移が見られる場合など、進行している病状では手術ができない場合があるのです。また、患者さんが高齢で手術に耐えられるだけの体力がない場合や、手術しなくとも化学療法や放射線で完治できるくらい小さな腫瘍の場合も、体の負担を考えて手術を行わないことがあるそうです。

さらに、摘出手術をしてしまうと術後の生活に問題が出てしまうケースでも、手術以外の治療法を選択することがあります。例を挙げると、子宮頸がんの患者さんなどが妊娠を望んでいる場合、病状の進行具合にもよりますが、子宮を温存して放射線治療や抗がん剤治療を第一選択とするケースもあるようです。

外科手術には再発や転移を促してしまう危険も…

手術で見える部分の腫瘍を取り除いても、体内にはまだ癌細胞がたくさん残されています。人間の体は、傷ついたり弱ったりしている部分へ優先的に血流を送り、修復しようとする能力があります。血流に乗って散らばっていた癌が、手術で一時的に弱っている臓器へ集まってきてしまうことがあるそうです。すると、手術した場所で癌細胞が増殖してしまい再発…という事態を招くことも。

腫瘍を取り除く外科手術は、癌治療の最善策のように考えがちですが、実は再発や転移を招くリスクがあることを忘れてはなりません。

外科手術のメリットとデメリットまとめ

外科手術で腫瘍を取り除く治療法について、メリットとデメリットをまとめてみました。

<メリット>

  • 腫瘍を直接取り除くので、即効性がある
  • 腫瘍を目で見て切除するので、確実性がある

<デメリット>

  • 患者の身体への負担が大きい
  • 病状によっては手術を行なえない場合もある
  • 術後の生活に支障をきたす可能性もある
  • 再発や転移のリスクがある

初期癌の切除手術を受けた方の体験談

『内視鏡治療ですぐに切除できた』<胃がん>

Aさん・40代・男性

常に胸焼けや胃痛があり、慢性胃炎の薬を飲んでいましたが、健康診断で胃カメラ検査を行い、早期の胃がんが見つかりました。2cm以内で潰瘍もなく粘膜内で留まっていたため、内視鏡で切除する治療が適応するとのこと。1時間程度で治療が終わり、入院の必要もありませんでした。

『体の負担を考えて腹腔鏡手術を決断』<大腸がん>

Bさん・50代・女性

大腸の結腸部分に腫瘍が見つかり、開腹手術を行うか腹腔鏡で行うかの選択をすることに。腹腔鏡手術は悪いニュースなども聞きますので不安を感じていたのですが、大腸がんの腹腔鏡手術は症例も多く標準的な治療法となりつつあることなどの説明を受け、何よりも体に負担が少ないということで手術を決断しました。お腹の傷はおへそのあたりに4センチほどのもので術後の痛みも少なく、比較的早くに食事がとれるようになりました。術後1週間で退院できました。

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