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牛乳とがんの関係

カルシウムを多く含む牛乳は、成長期の子供に欠かせない栄養源であり健康食品としても知られています。

しかし、過剰摂取をすると、身体に悪影響を及ぼす可能性もあり、がんを発症するリスクを高めることにも繋がります。

ここでは、牛乳とがんの関係、摂取する際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

牛乳を飲むと乳がんや前立腺がんを発症する?

「欧米型の食生活」に移行して、日本人のがん発症率が上がったと言われています。

これは、肉以外に牛乳やバター、チーズなどの乳製品も欧米型の食事の代表メニューが影響しているからでしょう。

実際に”乳製品は、乳がんや前立腺がんのリスクを高める”という研究結果が多数報告されていて、国立がん研究センターの研究グループも同じくこの関連性を認めています。

牛乳やチーズなどの乳製品を摂取すると、がん発症のリスクがおよそ1.5倍高まるとのことです。

考えられる原因は、

  • がんのリスクを高める成長因子が含まれていること
  • 前立腺がんのリスクを下げるビタミンDの濃度がカルシウムの多量摂取で下がること

が挙げられます。

乳製品を多く摂取するアメリカやヨーロッパではがんの罹患者数が多いです。

逆にあまり摂取しない中国の農村部などではがんの罹患者数は非常に少なくなっています。

牛乳などの乳製品とがんの関連性について、まだ明らかになっていない点もあります。しかし、”がん発症のリスクに関係していることは確かである”と考えられていることも事実です。

普段、牛乳をあまり飲まない方も、バターや生クリーム、チーズなどをよく食べているなら要注意です。

現代の加工食品には、意外と多くの乳製品が使われています。だからこそ、食材を選ぶ際は「原材料表示」を見て気をつけるようにしましょう。

牛乳に含まれる成分でがんが進行する?

牛乳などの乳製品には「IGF-1」というホルモン(インスリンに似た構造を持つ”インスリン様成長因子”)が含まれています。

このホルモンは”細胞を増やす働き”があり、厳密にはIGF-1が「mTORC1」というタンパク質を活性化した結果、細胞の増殖が促されます。

正常な細胞を増やす分には全く問題ありません。

しかし、がんを発症している時に摂取すると、がん細胞を増やしてしまう可能性があるため、医師や管理栄養士に確認してから摂取しましょう。

早めにがんに気づくことで進行を阻止

牛乳は、一方的に悪いものではありません。健康な状態であれば、恐がる必要はないでしょう。

がんを発症している場合に進行のリスクが高まるため、気をつけないといけないということです。

おいしく牛乳や乳製品を摂取するためにも、”早めにがんに気づくこと”が何よりも大事です。

定期検診を受けたり食に対する意識を高めたりするなどの策を講じていきましょう。

牛乳を飲む時に気をつけたい3つのポイント

上述の通り、牛乳や乳製品を摂取する時には気をつけたい点もあります。

「健康に良い」と過信し、過剰に摂取してがんの進行リスクを高めないために3つのポイントをおさえておきましょう。

1.飲むタイミング

牛乳は「食事前」と「就寝前」に飲むのがおすすめです。

食事前に飲めば胃の粘膜が覆われることで満腹感が得られ、食べ過ぎを防げます。これは、胃の粘膜が荒れている方にも嬉しい効果ですよね。

また、就寝前に飲めば、睡眠時に分泌される成長ホルモンによってカルシウムが骨をより丈夫にしてくれます。

2.摂取目安

牛乳の摂取量の目安は1日200ml~400ml。

200mlはコップ約1杯分です。400mlだと約2杯分ですね。”朝もしくは昼に1杯飲んだら、夜は1杯だけ”と覚えておくと安心でしょう。

どの食べ物にも言えることですが、「過量摂取」は危険です。どのくらい摂ればよいのか、目安を把握しておくことが大切です。

3.牛乳の品質

牛乳を摂取する上で気をつけたいのは、乳製品の品質。

牛乳は”乳牛が食べたもの”で作られています。

無添加のエサで育てられた乳牛からは自然本来の牛乳。逆に、成長ホルモンや抗生物質を含むエサで育てられた乳牛からは、化学物質を含む牛乳となります。

これらの化学物質は、環境ホルモンとして人体に悪影響を与える可能性があり注意しなければなりません。

牛乳などの乳製品を購入する際は、”どこで、どのように作られた製品なのか”をチェックするようにしましょう。

乳製品の中でおすすめしたいヨーグルト

同じ乳製品でも、がん予防に効果的な食品として注目されているのがヨーグルト

どうして、牛乳を発酵させた食品であるヨーグルトががん予防に効果を発揮するのか、見ていきましょう。

免疫力を高める

通常、免疫は体外からの異物を攻撃対象としています。

しかし、がん化した細胞は、元は”体内にあった正常な細胞”です。たとえ、がん化して不要な細胞となっても、”異物として認識されない”ため攻撃できないのです。

そんな中で活躍するのが「NK細胞」。NK細胞は異常が生じた体内の細胞を認識し、攻撃を仕掛けて排除してくれます。

ヨーグルトには、このNK細胞を活性化する効果があります。

さらに、NK細胞以外の免疫細胞をも活性化してくれるので、総合的かつ効果的に免疫力を高めることができるのです。

有害物質を吸着して腸から排出する

ヨーグルトに含まれている乳酸菌には、”食物繊維”と同様の作用があります。

体内に浸入した、あるいは体内で発生した発がん性物質を排出してくれるのです。

特に、大腸がんになるリスクを高める宿便の排出を促してくれるので、便秘がちの方は積極的にヨーグルトを摂取することをおすすめします。

発がん性物質を作る”悪玉菌”を減らす

腸内の悪玉菌は、ニトロソアミンやフェノールなどの発がん性物質を生み出します。

また、胆汁酸を分解し発がん作用のある二次胆汁酸(にじたんじゅうさん)を作るなど、身体にとってよくない働きをします。

悪玉菌を減らし善玉菌を増やす、腸内環境のバランスを調整する効果がヨーグルトにはあります。

肝機能を高め、解毒力をアップさせる

体内で解毒(げどく)の働きを担っているのが「肝臓」。

体内にある有害物質・発がん性物質を無毒化してくれますが、肝機能が低下するとこの働きが弱くなります。

また、肝臓が弱ると、肝炎→肝硬変→肝臓がんとなるという肝臓自体ががん化するリスクも出てきます。

ヨーグルトは肝臓の負担を軽減してくれるので、がん予防に有効です。

また、「牛乳は苦手だけど、フルーツやソースをトッピングしたヨーグルトは好き」という方は意外と多いです。ヨーグルトをおいしく食べてがん予防を行いましょう。

ピロリ菌を抑制し悪性腫瘍を予防する

ピロリ菌は、胃炎や胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)を引き起こします。

さらに、ひどい場合は悪性腫瘍(あくせいしゅよう)を悪化させ、胃がんを発症させるリスクも伴います。

このピロリ菌対策や予防にも有効なのが、ヨーグルト。

実は、ヨーグルトにはピロリ菌の活動を抑制する効果があります。胃が弱い方は、がん予防のためにヨーグルトを食べてピロリ菌をやっつけましょう。

牛乳や乳製品を上手に摂取しよう

牛乳やバター、チーズなど乳製品は、がん発症のリスクが高まるリスクはあります。

しかし、100%リスクが高いから絶対に摂取してはいけないものではありません。

原材料表示を見た上で摂取するタイミングや目安量、品質にこだわれば、がんの進行リスクを軽減することは可能です。

また、乳製品の中でもビタミンやミネラルをバランスよく含むヨーグルトは、がん予防に効果があります。

特に特定保健用食品として認可されているものや胃酸に強い乳酸菌を配合したものなら、さらなる予防効果に期待ができるかもしれません。

身体の状態と摂取目安を考え、上手に摂り入れるようにしましょう。

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